HSP気質の遺伝学についてこんな記述がある。
HSP気質は大半が遺伝的に決定される、と確信できる重要な研究がある。
ここで「大半」という言葉を使ったのは、科学者は決して断定的な言葉を使わないからだ(そういう言葉を使う科学者がいたら注意してほしい)。本物の科学者は、つねに自分の理論や測定法がアップデートされていることを知っている。
たとえばデンマークでおこなわれたセシリー・リヒトらの研究によると、高い敏感性は、脳内で利用可能なセロトニン量を決定する遺伝的変異にかかわっているという。
HSPスケールが、七つの異なるドーパミン制御遺伝子の10の変異に関連している
ことを突き止めた。
では、どの遺伝子が関連しているのか。
おそらくは、セロトニンやドーパミンなどに影響を及ぼす遺伝子。
現在、単一候補遺伝子研究と呼ばれるものから、ゲノムワイド研究へと移行する動きがある。
これにより、HSPの特性に関連するさまざまな遺伝子や、それがあなたの脳内で引き起こす現象を、さらに詳しく理解できるようになるだろう。
その遺伝子が何であれ、遺伝的に決定されているHSP気質である。
色々難しい内容で記載されていたが、遺伝子でHSP気質が決定されていることが多いということは理解してほしい。
あなた自身の努力が足りないから。自堕落だから。やる気がでない。大人数だと話ができない。たくさんのことを一度に言われても処理ができない。
のはあなたの努力不足や気持ちが不足しているわけではなく、気質 脳のプログラムがすでにそうなっているからであって、これを改善するには適切な方法で訓練していくことが必要だということです。
どうでしょうか?
少し気が楽にならないですか?