今回も下記の本の内容をご紹介します。
新しい習慣を獲得したいと思った時、過去の習慣が誘惑してきませんか?
最初は、気持ちが強くあり、「やるぞーーー」とみなぎりますが、数日経つと、いつのまにかいつもの習慣に戻っている。
例えば、
・タバコは吸わないぞーーー!!と言っても、1週間後には、吸ってしまっていた。
・明日から、朝活するぞーーと言って、いつもの習慣で夜更かししてしまい、朝起きても眠くて、なにもでできなかった。
・ダイエットするために、おやつは食べないようにすると言っても結局続かず、体重は減らない。
これ以外にも色々な例があると思います。
そして、習慣化しようとして、失敗したという経験のある方がほとんどではないでしょうか?
ここでは誘惑に強い人とそうでない人の研究結果が書かれています。
アメリカ スタンフォード大学の心理学者 ウォルター・ミッシェル博士が中心となり、マニュマロ実験を行いました。
子供にマシュマロを一つ見せます。
そして、このように伝えます。
「マニュマロをすぐに食べてもいいよ。でも、もし15分間、食べないで待つことができたら、もう一つマシュマロをあげるよ」
その結果は、約6割の子供達は、我慢できずに食べました。
残りの4割の子供達は、我慢をして、もう一つマシュマロをゲットできました。
その後の追跡調査では、我慢できた子供の脳を調べると誘惑に簡単になびかないことがわかったそうです。
この差はなにがあったのでしょうか?
我慢できた子供達に、どうやって我慢できたのか聞いたところ、目の前のマシュマロに気がいかにかないようにしていたそうです。
また、目の前のマシュマロがおいしくないと想像している子供もいました。
日本人の考え方に「根性」というのが美化されているところがあります。
最近の若い人はこのような考え方はないと思いますが、40代から上になると「根性」でなんとかしようとする傾向があると思います。
この本では、根性はいらないとのことです。
新しい習慣は、根性で誘惑から我慢をして続けようとするのではなく、古い習慣に対して、想像力を使い、気持ちが向かないようにしていくことが大事。
そうすることで誘惑から負けづらくします。
ですので、自分にあった想像の仕方を作り上げること。
この方法をケアマネに置き換えてみます。
新人さんよりも、何年も働いているケアマネが新しい技術や知識を得ることや介護保険制度が改正されたときに、強制的に自分の習慣を変えないとならないことがあります。
その時に、
例えば・・・
・改正された介護保険制度を覚えようとすると眠たくなるならば、なにかそこに楽しみを見つけ出す。介護保険制度読みながら、鼻歌を歌うなど
・今よりも効率よく仕事をするためにパソコンを覚えようとするが、苦手でどうしても手につかない場合は、パソコンを覚えたら、こんなに楽になると想像してからパソコンを覚えようとするなど。
いかがでしたでしょうか?
自分を変えるための力として想像力があります。
うまく想像力を活用して、新しいことにチャレンジしていきましょう!