私が行っていたレビー小体型認知症対応方法について解説します。
これは、基本中の基本として行ってほしいと思います。
それでは、職員さんにお願いした時の文章です。
幻視を消す為の対応方法を決める為のアセスメント方法
記録方法
①いつ、どのあたりでネズミがみえるのか?見えた場所は具体的にみんながわかるように書いて下さい。
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②見える場所をなにかで隠す又は部屋の電気をつけるとねずみが見えなくなるか?を実際にやってみての変化を記入。
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③見えなくなった時は、見間違えであり、ネズミはいないことを伝える。本人がそんなことはないといっても、見間違えであることを②を行いながら、何度も説明をする。それでも、納得できない場合は、とりあえず本人の訴えを受け止めて終わりにして下さい。
その結果から、うまく幻視を消せなかった場合、違う対応を考えたいと思います。ご協力お願いします。
平成27年6月15日
ここまで。
だいたいの方は上記方法で、消すことができます。
その方の性格や認知症の程度により、その場で消せても、他の場所で幻視がでてしまうことや納得できないケースもあります。
私の経験上は、7~8割は対応可能です。
対応が難しい方は、薬の調整等で、かなりおさまります。そして、1割は改善ができないケースのように思えます。
レビー小体型認知症で幻視で困っている場合は、上記のような記録をしっかりと残すことが重要ですので、ぜひ実行してみて下さい。
レビー小体型認知症をより詳しく知りたい方のために本を紹介します。