RAPsってなんでしょうか?
初心者の時、全然理解できませんでした。
理解できないままにチェックをして、ケアプランの原案を作成していました。
MDS2.1 施設ケアアセスメント マニュアルの内容をもとにわかりやすく解説していきます。
前回、下記の流れを伝えましたが、字が大きくなっている部分がRAPsの内容となります。
アセスメントとケアプラン作成の過程
それぞれの患者・入居者を唯一無二の特性と能力を有する一人の人間として全人的にとらえる(より自立した姿を目指す)
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機能状態を知る為に、機能を領域に分ける(MDS)
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問題の可能性を明らかにするために、収集された情報を再編する(トリガー)
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可能性のある原因や危険性を調べ、患者・入居者が現実的に到達し得る最高の状態になるために、どのように対処できるかについて、潜在的な問題をさらにアセスメントする(RAs ガイドライン)
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MDSとRAPsの検討によって、収集されたアセスメントの情報に基づいて、ケアチームはケアプランを作成する。
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検討の過程を簡潔に患者・入所者あるいは家族に説明し、同意を得る。
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ケアプランを実施する
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必要なモニタリングとフォローアップをする
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規定の間隔(3~6カ月、状態の著変時)で、MDS・RAPsを用いて再評価し、適切性と必要性に応じてケアプランを修正する。
可能性のある原因や危険性を調べ、患者・入居者が現実的に到達し得る最高の状態になるために、どのように対処できるかについて、潜在的な問題をさらにアセスメントする(RAP ガイドライン)
とは、どうゆうことを私たちは考えて、実行したらよいのでしょうか?
このマニュアルでは、このように書かれています。
「MDSだけでは包括的なアセスメントはできない。MDSはむしろ、患者・入所者の潜在的な問題、能力、好みなどを知るスクリーニングであるといえる」
「トリガー項目は補足的アセスメントや検討の必要性を示し、RAPガイドラインはトリガーされた状態を評価する視点を示している」
「MDSは実際のあるいは潜在的な問題領域を特定し、RAPsはMDSによってトリガーされた領域の要因を探るための視点を提示している」
簡単に言えば、MDSは全てをアセスメントできません。トリガーされた項目について、RAPsが状態を評価できます。
MDSは、問題があるかもしれませよ という忠告があります。
トリガーは、MDSではわからない検討事項や忠告があります。
MDSとトリガーによって、検討事項や忠告内容がわかるので、それをRAPガイドラインを読みながら、その忠告に従った方が良いのか?無視してもよいのかを考える。
というところでしょうか。
もっと、簡単に言えば、
MDSやトリガーっていうのは、母親みたいで気を付けたほうがよいことを教えてくれるので、そのいうことを聞くか聞かないかを決める作業がRAPsです。
MDSを使い場合は、RAPsの勉強を深めることが大事ということです。
まとめ
昔、私は、MDSをエクセルで作りました。
これによって、かなり時間短縮はできましたが、作成するのに結構時間がかかりました(+_+) 3週間はかかったと思います。
一部間違いがあったり、訂正するのに一苦労・・・。でも、それで、MDSの中身をより深く学べたので、良かったと思っています。
皆様はそのようなことをしなくても良いですよ。
私の記事等、みて学ぶことの方が、より早く成長できますからね。
今回、紹介している内容は、この本の内容となっています。
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