ケアマネジャーはなにをする仕事なの?
と聞かれたら、「ケアプランを作ること」と答えるのではないでしょうか?
それくらい、ケアプランとケアマネジャーの関係は世の中に浸透しているということでしょう。
ケアマネジャーになるには、資格をとり、研修会に参加することで初めて働くことができます。
この研修会では、ケアマネジャーに必要なケアプランの作り方や法律のことなどを学べます。研修スタイルは、講義形式となっていますので、一人ひとりに指導するわけではありません。最近、実地指導的なことも組み込まれ始めていますが、それでも、時間数は短いと言えます。(時間を長くしなくてはいけないと言っているわけではありません。正直、現在のケアマネ研修はかなり長い時間の研修に参加しないと更新もできない仕組みになっています。これはこれで良い側面もありますが、非効率でもあります。この件については、また、記事にしたいと思います)
現実は個々の能力により、大きな支援の差が生まれてしまっている現実があります。現実を考えると、ケアマネ1年生と経験が10年のケアマネを比較すれば、それは当然の結果です。
それは必然のことであり、その現実を変えることはできない為、問題ではありません。
一番問題としているのは、ケアマネジャーによって、最低限のケアプランが作成できず、病状の悪化、ADLの悪化、QOLの悪化が急速に進行してしまうことです。
その為、どのような経験を積んでいようとも、その最低限のケアプランが作成できるようにならなければならないのです。
この記事、一定の水準レベルのケアマネジメントと一定の水準の結果(最低限のケアプラン)を出す為に作り出されたものです。
それでは、最低限のケアプランを作るために必要な知識の概要を説明します。
第1章 状況把握(ADL表の作成手引き)
第2章 高齢者を支援する上での基礎知識
第3条 評価(アセスメント)と課題抽出
第4章 ケアプラン作成
第5章 モニタリング
以上の構成で説明していきます。
これ以外に、認知症に対しての知識も不可欠ではありますが、認知症の勉強は深いです。
基礎知識について学んだあとに、認知症の記事を追加してきます。
その概要は下記の通りです。
序章 認知症介護を行う上でもっとも大事なこと
第1章 医学から見た認知症診断・分類
第2章 医学からみた、認知症の症状の整理
第3章 介護から見た認知症の区別と活用方法
第4条 認知症ケアの方向性
これを理解するためには基礎知識がないと理解が深まりませんので、焦らずゆっくり学んでいきましょう。
では、次回、私が提唱しているT式ケアマネジメントの基礎知識編をご紹介していきます。
学ぶためには、熱が必要です。やる気、モチベーション。
どうやって、やる気をおこすか?自分のことを見つめていくことも重要です。