今日、紹介する記事は、この本です。
相手が一人だと、話しがスムーズだけど、二人、三人、4人以上になると会話できなくなる経験をした人は多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
今回は、この本がとても役立っているので、共有したいと思います。
第1回目 なぜ、4人以上になると会話しづらくなる科学的な考え方
作者である、岩本 武範さんは、マーケティング業務をしながら、京都大学大学院工学研究科で「なぜ人は物事を選択し、その行動をとるのか」について研究。人の行動パターンを分析、1000人以上のグループインタビューを敢行。自身が交通事故にあい、脳を損傷。そこから、脳について独学で学び、改善していく。脳の仕組みを応用して商品の売り上げを7倍に伸ばすなどの実績がある方です。
さて、人はなぜ4人以上になると会話が苦手になるのかですが、原因は脳の処理能力にあります。
3人と4人には壁があり、この脳の処理能力を超えてしまうのが3と4の違いとのこと。
簡単にいえば、複数いるとしゃべれないのは、脳がパンクしている状態だから。
あなただけが苦手ではなく、世の中の人は基本的に4人以上の環境で話すのは苦手だということです。
あなたが、特殊ではないということです。
何度も言いますが、だれもが苦手なのです。
脳の処理能力と数について研究結果があります。
人の購買意欲がもっともかきたてられるのは、ジャムを何種類 並べた時か?
マーケティング業界では、ジャムの法則と呼ばれているようです。
6種類のジャムを並べた時と24種類を並べた時の売上を観察しました。
どちらが、売上が上がったでしょうか?
私は、24種類だなーーと思いました。あなたはどうでしょうか?
少し考えてみてください。
結果は、6種類のほうが、24種類よりも6倍以上多い売上となりました。
理由は、人間の脳というのは、選択肢が増え、処理が追い付かなくなるとストレスを感じます。このストレスが面倒となり、「だったら、買うのをやめよーー」とあきらめてしまうのです。
脳はけっこう、ワガママだということです。
ここから、ケアマネジャーの仕事に使える技術は、何かサービスを提案する時に、選択肢を多くしすぎては、なにも決まらなくなってしまうということです。
サービス担当者会議でも、そうですね。
ですので、議題を2~3つ絞りこむことで、結論もだしやすくなります。
脳がストレスを感じづらい状況とすることですね。
次回は、1対1は平気。でも4人になると話せないのはなぜか?について解説していきます。